「コロナ後遺症」って何??
日頃より関町ゆいクリニックをご愛顧頂きありがとうございます。
年の瀬が近づくにあたり、寒さが一段と厳しくなってまいりました。
体調を崩さないようにお気をつけてください。
表題の件にありますように、コロナの感染が増えてくるにつれ後遺症に悩まされる方もいらっしゃると思います。
NHKの特集記事を転載、紹介します。
WHO=世界保健機関は「新型コロナの発症から通常3か月間以内に出て、少なくとも2か月以上続く、ほかの病気の症状としては説明がつかない症状」を「コロナ後遺症」としています。
長く続くこともあり、英語では「Long COVID」と呼ばれています。
主な症状としては、けん怠感や息切れ、記憶障害や集中力の低下、嗅覚や味覚の障害などがあるとされています。
どれだけの期間続くのか。
厚生労働省の研究班は、去年9月までの1年ほどの間に入院した中等症以上の全国1000人余りを対象に、医師の問診や患者へのアンケートで、どのような症状が出ているか3か月ごとに調べたそうです。
感染から3か月後の時点では、
▽筋力の低下があった人はおよそ50%、
▽呼吸困難が30%、
▽けん怠感が25%、
▽睡眠障害が20%余り、
▽思考力の低下と筋肉痛、せきが18%ほどでした。
複数の症状が出ていた人もいました。
症状を訴える人は時間の経過とともに減る傾向がみられ、1年後では
▽睡眠障害があった人は10.1%、
▽筋力低下が9.3%、
▽呼吸困難が6.0%、
▽思考力低下が5.3%、
▽せきが5.0%、
▽けん怠感が4.9%、
▽筋肉痛が4.6%となっていました。
何らかの症状を訴えた人は、全体の13.6%に上りました。
呼吸器の症状が重かった人は後遺症がより強くなる傾向がみられるといた結果が出ているそうです。
当院の院長は呼吸器専門医になります。
コロナ後遺症外来も木曜の午前中に行っております。
「ちょっとおかしいな」「変だな」とお感じになられた際は、当院へお問い合わせください。
記事リンク先→https://www3.nhk.or.jp/news/html